上伊由毘男のブログ

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映画「ゴジラ-1.0」(ゴジラマイナスワン)を観た(ネタバレ)

面白かったー!
今回はシネマサンシャイン池袋のシアター5で観たんだけど、スクリーンがすごく大きくて、しかも映画の縦横比がスクリーンの縦横比と一致してたらしく、余白が無いのがうれしかった。いつも映画館でスクリーンの大きさが足りないと思ってたので。IMAXは額縁上映が不評なので回避した。


終戦直後の日本をゴジラが襲うって内容なんだけど、何もかも失った日本人が、日本人それも民間人の力だけでゴジラと戦うのすごく面白かった。
警察予備隊ができる前の時代設定だから、武力は本当になにもない。
そんな時代に、戦争で生き残ってしまった人々(安藤サクラのセリフからこういう感覚がわかる)が、自分たちの戦争に決着をつけるがごとくゴジラと戦う。
とにかくゴジラが圧倒的に怖い。
建物を壊すとか、ビーム発射するとかの間接的な恐怖ではなく、まさに自分がゴジラに襲われてるような迫力があった。
ゴジラが火を吹く時、背びれがカッ、カッ、カッ、とだんだんと光っていくのかっこいい。その威力も強大で震えた。
主役の二人がその生活を通じて徐々に復興する日本を現しているのもよかった。必要以上にお涙頂戴にならず、また二人の関係をあいまいな表現にしておくのも良かった。観てる人に委ねるスタイル。まあラストシーンではっきりするんですけどね。
最終決戦。先の大戦で日本人は命を粗末にしすぎた的なことを言ってたところにグッと来た。主人公最後はてっきり特攻して終わりかと思ったら生きてた。一瞬脱出装置見えたけどね。浜辺美波が生きてたのには驚いた。
一点だけ気になることがあるとすれば、ゴジラ上陸の時に攻撃してた移動砲台みたいなの3台。あれ何?警察予備隊は無し、米軍はソ連との関係を気にして軍事行動は起こさないと宣言してる状態で、あの武器はなんだったんだろう?