ストーリーが全てパソコンの画面上で進行するというので興味を持った。公開当時に行きそびれてやっと観れた。
最初から最後までパソコンの画面が映し出されるので没入感があり、主人公と同じ目線になった気になれるので一緒にハラハラドキドキしてしまう。ポインタの動きやタイピングで戸惑いを表現したりとか、我々が日々使ってるネットあるあるを上手く組み入れている。
それにしても主人公はパソコン使うの上手い。向こうの人はみんなこのくらいのリテラシーを持っているのだろうか。パソコンを使い慣れてない人は画面上で何が起こってるのかついていくのが大変かも。でも主人公もtumblrは知らなかったらしい(泣笑)。
あと画面上に出てくるウェブサービスはほとんど(全部?)が本物のブランド名。それも作品のリアリティに貢献してると思う。
娘が幼い頃はWindowsだったのがいつのまにかMacになってたのは世相の反映だろうか。
ストーリーも、「警察よりお父さんのほうが優秀じゃん」って思ってたらそれも伏線で最後のどんでん返しくらった。
面白かった。
映画「バットマン ビギンズ」「ダークナイト」「ダークナイト ライジング」を観た(ネタバレ)
いわゆる「ダークナイト3部作」
「バットマン ビギンズ」
バットマンに関してはなんの予備知識もなく観たんですが、いやー面白かった!
変身モノじゃなく、本人が強くならなきゃなんですね。まずそこからはじまる。良い。しかも意見の相違で自分を鍛えてくれた連中を爆破!バットマンのスタイルと強さがすべて説明つく。屋敷の地下の秘密基地とか。こういうのがいいんだよ。それゆえに敵に対して圧倒的なアドバンテージがあるわけでなく、ガスも食らうし火ダルマにもなる。決して最強のヒーローじゃない。でも戦う。良い。あとやはり映像がカッコ良かった。タンブラーかっこいい。
ただ正体を他人にバラしちゃうの?とは感じた。バラさずにボカしたほうが良かったと思う。
映画「日本のいちばん長い日」(1967年)を観た
最近も同じ題材で映画作られたけどこれはオリジナル(と言っていいのかな)の方。
教科書では「ポツダム宣言受諾」で終わるこの日にこんなドラマがあったとは。いや知識としては知ってたけど、あたかもドキュメンタリーのような作りに没入させられた。これは演技ではなく歴史なのではないかと。この人たちが戦争を遂行し、そして終わらせたのではないかと錯覚しそうになった。そのくらい迫力のある作品だった。ラストのナレーションが、当時の人々がいかに平和を希求していたかが伝わるようで、心震える。観るべし。
アマプラで観た映画「インセプション」ネタバレ感想
難解と言われるクリストファー・ノーラン監督作品。こまかいところを別にすればなんとかついていけた。
夢の中で見る夢の話。その発想自体はまあめずらしくないんだけど、表現方法が良かった。そもそも冒頭のシーンからなんだかよくわからなくて、観てるうちに徐々に理解していった。激しいアクションシーンを通じて世界観が伝わってくるのはすごい。夢の階層による時間経過の変化って発想も面白い。
冒頭、日本からスタートする場面のあたりでもう軽く混乱してたからな。観ているうちに理解できたけど。あと単純に洋画に日本のシーンがあるとちょっとうれしい。
我々が生きているのはどっちが夢でどっちが現実かっていう話もいろんな作品でなされているけど、どっちでもない“虚無”はおそろしい。
ラストシーンが良い。こういう余韻のある映画が好き。