上伊由毘男のブログ

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参議院議員に地域代表はいらない

なんかBLOGOSで議題になってるらしいので。


議論:参議院議員の選出方法は、どうあるべきだと思う?


題名でもう結論言っちゃいましたけど、衆議院小選挙区で選ばれた地域代表がいるんだから、参議院にはいらないでしょ。現行でも行われている非拘束名簿方式比例代表制を全面的に採用すればいいと考えます。


本来であれば、選挙制度は衆参両方の役割とかバランスとか考えながら決めるのが良いと思いますが、今回はそういう話題になってないらしいので、参院だけ変更するんであれば、非拘束名簿方式比例代表制で全員選ぶ形式するのが“よりマシ”かなと。欠点のない完璧な選挙制度なんてないわけだし。
ちなみに、なぜ拘束名簿方式ではないかと言えば、比例代表の当選順を政党が決める拘束名簿方式だと有権者の意志より党内序列が優先されそうな気がするので。


非拘束名簿方式比例代表制はかつての全国区のような問題点も指摘されています。金がかかる、大組織に有利、知名度だけのタレント候補が有利、などなど。
っても、どんな選挙制度にしても金がかかったり大組織有利なのは同じなんだから選挙制度関係ない問題点だろうし、タレント候補批判については、そももなんでタレント候補がいかんのかってよくわからないし。議員としての能力が未知数の人が当選しやすいってことかもしれませんが、それ言い出したら知事選だってそうだし、タレント出身だからって議員としての資質に欠けるって決めつけるのは職業差別なんじゃないすかね。
現状の選挙制度(とくに衆議院小選挙区)は、特定の地域だけで支持者が多かったり知名度が高い人が有利でそれゆえ国会議員なのに地域エゴ丸出しで国全体のことが考えられないような人々が当選しているのようにも感じるので、あまり国会議員にふさわしい選出方法には思えません。


終戦直後ならいざ知らず、現在のように人々が自治体の枠を超えた生活範囲を持ち、インターネットのような情報技術が普及しているのだから、国民から広く薄く支持を集めるような人が選ばれる可能性がある非拘束名簿方式比例代表制のほうがふさわしいと考えます。


憲法改正ができるのなら、くじ引きで議員選ぶとか直接民主制とかもアリかもしれませんが、まあその話は日をあらためて。