上伊由毘男のブログ

ご連絡は mail at skicco.net までお願いします。このサイトはアフィリエイトを使用しています

死ぬほど働かせて死んだら自己責任とか奴隷だろ

予報士自殺は過労原因…遺族が気象情報会社提訴 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

男性は08年4月に入社。本社で天気予報の原稿作成などを担当していたが、同年10月、自宅で自殺。千葉労働基準監督署が今年6月、長時間労働による労災と認定した。

 原告側は、男性が月232〜79時間の時間外労働を強いられた上、上司から「何でこの会社に来たのか」などと何度も叱責しっせきされていたと指摘し、同社が、社員への安全配慮義務を怠っていたと主張している。

肉体、精神の両面で追い詰めるとか。


社員には嫌われていると思います。そんな私だからできることがあるんです。 イエローハット 堀江康生 | 社長の風景 | 現代ビジネス [講談社]

よく部下に言うんです。「死に物狂いで仕事をして、死んだヤツはいない」って。

こういう話を美談として取り上げることが過労死をつくる遠因にもなっていよう。
普通に考えたら死ぬ前に辞めるなり逃げ出すなりすればいいのになぜそれができないのか。
こういう「美談」が「世間」の「空気」を醸成し、「退職・転職は悪」という認識を広めているからだ。
また、前職がどんなブラック企業(違法企業)でも、退職は自己都合でも会社都合でも履歴書に「傷」が付き、再就職への障害となり、金銭的にも社会的にも追い詰められる。
これのどこが「職業選択の自由」だ。
昨今の「大失業時代」に「選ばなければ仕事はある」などと言ってる人は、「職業選択の自由」を侵害し「生命の危機に脅迫されての労働」を肯定してると知れ。


<参考リンク>
死ぬ気で働くと本当に死ぬから - SKiCCO ALTERNATiVE