フェラーリの創業者エンツォ・フェラーリを題材にした映画。130分。
1957年。エンツォ・フェラーリは難病を抱えた息子ディーノを前年に亡くし、会社の共同経営社でもある妻ラウラとの関係は冷え切っていた。そんな中、エンツォは愛人リナとその息子ピエロとの二重生活を妻に知られてしまう。さらに会社は業績不振によって破産寸前に陥り、競合他社からの買収の危機に瀕していた。再起を誓ったエンツォは、イタリア全土1000マイルを縦断する過酷なロードレース「ミッレミリア」に挑む。
終始陰鬱としたムードにつつまれていて、爽快感は無い。
レースものかと思いきや、メインはエンツォと妻と愛人とのドラマ。
ミッレミリアは確かにクライマックスだが、衝撃的の意味が違う。
ラストのテロップで「そうだったのか!」と驚くなど。
あと、イタリアが舞台なのに英語でしゃべってて、そうなんだ、って思った。
レース知識はあったほうが楽しめるんだろうけど、無くても大筋には関係ないだろう。人間ドラマがメインなので。