上伊由毘男のブログ

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映画「さかなのこ」を観た(ネタバレ含む)

映画館で観た予告編で気になって、ずっと待ってて、でもいざ公開されたらなかなかいけなくて、ようやく観てきた。
面白かった。俳優・のんの魅力にあふれてた。生きることの困難さをコミカルに描いている。さかなクンの自伝が原作だけど、さかなクンのことよく知らない俺でも楽しく観れた。絵の才能もあったんだな。
この映画のキャッチフレーズは「ずっと大好き。それだけで人生はミラクル」とあるが、好きを貫く事の大変さと、そのために多くの人々との幸運な出会いが描かれている。
(以下ネタバレ)






のん演じる主人公のミー坊がギョギョギョって言ってるとじぇじぇじぇ思い出してつい可笑しくなった。
主人公が幼少期の頃、不審者として登場するさかなクン(本人)が帽子を外すシーンはドキリとした。それがのちのミー坊を創り上げる演出は良かった。
不良がノーヘルでバイクに乗ってるシーンもドキリとした。やればできるんじゃん。エンドロールに注意書きが出てたけど。ただ、不良実はいいヤツ理論に乗っかっているのでそのへんひっかかった。
ミー坊がぽんぽん引っ越ししてる(ように見える)のも気になった。父と兄が途中から急に存在感なくなるのも気になった。ご想像におまかせされたんだろうか。
レストランのシーンだけ意図がよくわからなかった。
冒頭、男でも女でもどっちでもいい、みたいなメッセージがででんとスクリーン中央に強く表示される。それがこの映画の主題なのだとしたら、それは文字でなく一本の映画として伝えるべきなのではないか、どっちでもいいかどうかは観る人に任せるべきなのではないかと思った。