上伊由毘男のブログ

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「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1『罪と罰』」 を観てきました


一応ネタバレ無しのつもりで書きますけど、この映画自体がTV版と2015年劇場版を観てること前提の作品なんで、それはこっちもその前提で書くので、これからおさらいしようと思ってる方は要注意ってことでよしなに。


自分でも、俺PSYCHO-PASSそこまで好きだったっけ?って気はしたんですが、やっぱり映画やってれば気になるので観てきました。三部作三ヶ月連続上映だから早く観ないと終わってまうし。


結果。面白かったです。ああ確かにPSYCHO-PASSだなって感じ。さっき書いたように、PSYCHO-PASSがどういう作品か知ってる人向けなので、初見の人はおいてけぼりですが。まあアニメ映画ってだいたいそうなんでそれはしょうがない。


そう。確かにPSYCHO-PASSだなって強く思いました。シビュラシステムに支配されている世界。フィクションなら打倒シビュラシステム!とかになっても良さそうなのに、そうならないのがPSYCHO-PASSの世界。矛盾も理不尽も受け入れた上でお話が成り立っている。


そして、そこで語られる“正義”は我々の世界と地続きであるから、あらためていろいろ考えさせられる。潜在犯とそうじゃない人の境目とは?引き金ひとつでの処刑はアリなのか?裁判でも人治でもないシビュラシステムと、人間の“正義”はイコールなのか?とか。シビュラが無罪ってったら無罪なのか?まあそれは無罪なんですけど。ねえ。


なんかPSYCHO-PASS全体の感想になってますね。本作の感想としては、なかなかタイムリーと言えばタイムリーな話でした。雪のシーンがよく描けてたかな(ツッコミどころもあったけど)。あとこれは前の劇場版の時も思いましたが、ドミネーターって撃つまでに時間かかるから混戦では不利ってか武器にならないですよね。ドカンじゃなくてパチンのほうはすぐ使えるようにしとけばいいのに。あとさ、なんか電脳通信みたいなことしてるシーンあったんだけど、そんな設定ありましたっけ?え?これそういう漫画?似てるけど違う漫画じゃなくない?とか思いました。あと敵のデブ女が35億の人に似ててウケた。