連日、改憲に関するニュースを目にしますね。護憲改憲オブジェクション。
私は憲法学者とかではないので難しいことはわからないし、だからといって自分の国のことだから無関心でもいられない。そういう時にふと思い出したのが、「あたらしい憲法のはなし」。教科書に載っていたアレです。
「あたらしい憲法のはなし」は、終戦直後に中学生向けの教科書として使用されたものです。簡易な表現になってますが、大切なことがわかりやすく書いてあります。
青空文庫で読むことができます。
図書カード:あたらしい憲法のはなし : http://www.aozora.gr.jp/cards/001128/card43037.html
実際に読むのははじめてだったんですが、読みすすめるうちに涙が出そうになりました。何もかも失ってしまった日本で、あの頃の人々は、あたらしい憲法をどのように受け止めたのだろうか。そしてこの書物は、それをどのようにして伝えようとしたのだろうか。当時の人々の気持ちを想像して、心が震えました。
大切なことは全てここに書いてあるのです。
憲法を変える時の話も書いてあります。
戦争に負けてしまった日本が、どん底にあった人々が、この憲法にどのような想いを託したのか、今一度思いを馳せてみることも時には必要なのでないかという気がしました。