上伊由毘男のブログ

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俺も若い頃に女子と制服デートしてみたかった

よく考えたらウチの高校は私服だったけど。


若い頃に女の子とクレープ食べながら歩いてみたかった。
遊園地で絶叫マシンに乗ってキャーキャー言ってみたかった。
映画見たあとシャレオツなカッフェーでシフォンケーキ食べながら映画の感想みたいな雑談をしたかった。
河原で夕陽を見ながら将来の夢とか話し合ったりしたかった。


でもよく考えたら俺の若いころは地元にクレープ屋無かった。
遊園地も無かった。
映画館もなかった。正確に言うと若い頃に無くなった。
シャレオツなカフェもなかった。ドムドムバーガーしか無かった。街にスタバができたのは俺が上京して20年位経ったあとだった。
河原で夕陽を見ながら将来の夢話す言うても偏差値輪切り世代なんで話す余地がなかった。てか話すと自動的にどっちが上とか下とか判明するので気まずい。


そもそも昔俺は若い頃女の子と話すことができなかった。
社会人になってからはそれなりに女性といわゆるおつきあいをしたことはあったけれど、それはもう若い頃夢見てたような関係じゃなかったし、キレイな思い出にもならなかった。


そして今はまた一人。誰に価値を認められることもない、一人。気を紛らわす思い出もない。
全部、自分の生きてきた因果である。俺の人生がどうしょうもないのは、俺がどうしょうもない人間だったということだ。
負けの決まった勝負を、誰からも歓迎されることなくとぼとぼと生ききらねばならないのか。


もう死にたい。