上伊由毘男のブログ

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離職転職イコール悪って発想はもういいかげんやめてほしい

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私の若い頃というか昭和末期の時点で、退職や転職を一概に悪い事のようにみなすのはいかがなものかという意見はあったかと思うんですけど、四半世紀たってもあんまり変わってないですね。


大卒3人に1人 3年以内離職 - NHK 首都圏 NEWS WEB

大学を卒業後、3年以内に会社を辞めた人の割合は2年連続で増加し、ほぼ3人に1人に上ったことが分かりました。
厚生労働省は「企業の働かせ方に問題がある場合は改善すべきだ」としています。

厚労省も人ごとみたいに言わんでほしいのだが。取り締まってくれよ。

産業別では、宿泊業・飲食サービス業の離職率が最も高く、52.3%、次いで美容関連や遊技施設などの生活関連サービス業・娯楽業が48.6%、教育・学習支援業が48.5%などとなっています。

使い捨て前提の業種業態では3年くらいで辞めるように仕向けてるフシもあるような気もしつつ。体力あって世間知らずの若い人しか使いたくないとかまああるんでしょうね。


こういうコピペもおなじみだったり。

・幹部候補募集(薄給でも責任重大)
・未経験大歓迎(誰でも出来る仕事です)
・若い仲間が頑張ってます。(離職率高し)
・大幅な事業拡大のため募集。(年中人手不足)
・あなたのがんばりを評価します。(歩合率高し)
・家庭的で働きやすい職場です。(同族企業です)
・とても風通しの良い社風です。(ワンマンな社風です)
中途採用のハンデはありません。(入れ替わり激しい)


私も求職活動をしてた頃はまあ何度かありまして、その時目立ってたのは「経験者優遇(必須)」「◯◯の経験者」「◯◯経験必須」みたいな文字で、んじゃあ最初どこで経験積むんだよとか気になった事を思い出しました。


もちろん、職が安定してるに越したことはないですし、企業が人を育てることをめんどくさがって若い人を使い捨てたり非正規をアテにするようになったんで、今、人手不足と過酷な労働環境が同時に存在したりとか、雇用のミスマッチが起きたりとかしてるんではないかと。


3年絶たないうちに「この会社やべえな」って思ったら辞めるのも労働者の権利というか自衛策だと思うし、「ここで辞めたら履歴書に傷がつく心証が悪くなる」って考えがブラック企業(違法企業)を温存させてると思うので、離職転職をネガティヴにとらえる風潮はなくなってほしいですね。