この↑タイトル、どっかのコピペ見てからヒントを得たのだが(残念ながら出典は忘れた)。
自殺者、今年も3万人超確実に 警察庁まとめ、11月末で2万9105人 - MSN産経ニュース
それにしても、インフルエンザが流行れば即座に予防も対策も行われるのに、こんにゃくゼリーで死亡事故が起これば大騒ぎするのに、年3万人、1日80人以上が死においやられている現状にこうも人々が無関心なのはどういうことだろうか。死人が多すぎて麻痺してるんだったらまさしくそれは戦場だよな。
「事故で死んだのと勝手に死んでるのと一緒にすんなカス」とか言われそうだが、人間が動物である以上、自発的に死ぬということはありえない。皆さまざまな理由で死を選ばざるをえない状況に追い詰められていると考えるのは自然ではないだろうか。
自殺原因の一番は病気などの健康問題、次いで経済問題だという。誰も好き好んで不健康になったり貧乏になったりする人はいない。不本意な死という意味では自殺もその他の事故も変わらんのだ。
難病の赤ちゃん一人には支援が集まるのに、病気や失業で収入が途絶え困窮してる人をなぜに無視するのか。
自己責任?病気や生い立ちを一個人の努力で完全にコントロールできると思ってるとか傲慢だろ。お前オギャアと生まれて今の今までひとりで生きてきたつもりかよ。
人はひとりで生きているのではない。世の中いろんな人がいるから回っていくのだ。
どんなに健康な人でも、病気や事故にあうこともある。
どんなに仕事がうまくいっていても、会社が潰れるかもしれない。
自分ひとりの力でどうにもならないことがあるから、そのために社会の枠組みが必要ななんだろ。
だから自殺対策だって、社会レベルで行う必要がある。
どんな人でも、生きていていい、という、生存を認める意識の広がりが必要だ。
どうも昨日のエントリへの反応見てると、皮肉も通じない奴がいるからな。
昨日のエントリ→無能に人権は無いから黙って働き尽くして死ね - 人は働く機械ではない
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