上伊由毘男のブログ

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Gレコはやっぱりすごかった(自分用メモ)


北米の「Anime Expo 2019」そしてパリの「第20回 Japan Expo」で、新作ガンダムに関する映像が初公開され、そこでようやく公式に劇場版「ガンダム Gのレコンギスタ」が公表されたみたいです。作ってるのはみんな知ってるけどバンダイサンライズ的には知らぬ存ぜぬみたいな状態がずっと続いてたから一安心した。


なんてニュースとは関係なく(どうせ海外だから見れねーだろって放置してた)、たまたまGレコ見直してたんですよ。「ガンダム Gのレコンギスタ」見直してたんですよ。テレビのほうね。なんでかっていうと、録画用HDの容量がギリギリだからもう消さなきゃかなと思って。そもそも最後の4話しか残してない。録画用HDの容量がギリギリだから。



という中途半端な状態で久々にGレコ観たら、すんげー面白くってビビった。正直設定とかキャラの名前とか戦況とかほとんど忘れてたのに、観てるうちに思い出すし、まあそれはそうかもしれないけれど、ひとつひとつの場面、音楽、動き、セリフ、全てがこれまで観たどんなアニメより、どんなガンダムよりわくわくさえてくれる。この5年の間に見た、映画のUCやNTとか、今NHKでやってるオリジンとか、画面はキレイかもしれないけど、ぶっちゃけて言えば、とにかく画が活き活き動いてて、画面から伝わってくる息吹が全然違う。ガンダムシリーズ旧作のキャラやメカに依存しないロボットアニメ(Gセルフガンダムなのか問題)として、「これだよ、今世の中に必要なのはこういうロボットアニメなんだよ」って張り切って言いたくなる。シンカリオンも面白いかもしれないけど、ガキとか成長早いから、オタクみたいに何十年も同じ作品観てられないじゃん。シンカリオンとかガキくせーな、レールの上しか走れないはずなのにどこで変形してるんだよ、みたいなこまっしゃっくれたガキに(かつてのこまっしゃっくれたガキがガンダムに夢中になったように)次に観せるアニメとしてGレコのような作品が必要だったはずなのに、それが次のガンダムの10年なんなら40年を継いでくれるはずなのに、なんで萌えアニメが並ぶような深夜帯でやっちゃったんだよ。ガンプラビルドシリーズとか子供向けにやってるつもりかもしれないけど、子供向けだからカクカクのロボット戦わせればいいとかって子供バカにしてない?子供向けだからってスタイルをやめるところからスタートしたのがガンダムだったんじゃないの?じゃあシンカリオンガンプラビルドシリーズや、あるいは戦隊ロボに飽きたこまっしゃっくれたガキ(次の世代の消費者)は何見ればいいんだよ。



かつて富野由悠季監督がVガンダムのあと他人に委ねたのは、このままではガンダムは逼塞してしまう、シリーズそのものが終わってしまうという危機感があったから(って「ターンエーの癒し」に書いてあった気がする)。Gガンダムはそこを見事に打破してくれたけど、やっぱりOVAも含めてシリーズごとシュリンクしていくことを避けられなかったから富の監督は「∀ガンダム」を作った。黒歴史として封印し、月光蝶で廃にした。それから20年経って確かにガンダムは(当時と比べても)すごい儲かるコンテンツになって、それはめでたい。だからGレコも作れる。でもそれがガンダム40周年祭り脇役の一つみたいな存在になってしまった。それはさみしい。



ターンエーの癒し

ターンエーの癒し



それこそシリーズごと無くなりそうだった仮面ライダークウガから20年続けてくることはできたのは、クウガが“仮面ライダー”に頼らずに新しい特撮作品としてチャレンジしたからだと思ってる。今の平成ライダー(もう終わるけど)はそのクウガともまるでシリーズ感ないけど、あるいはそれがゆえに、ずっと20年間商売の世界で最新のライダーが最新のオモチャであり続けた(クウガ今の技術でリメイクしねえかなとかWの続編観てえなあとかいう気持ちもあるけどねオッサンだから)。



そのへんガンダムは大丈夫なのか。宇宙世紀二桁時代のキャラやメカひっぱりだしての再生産ばっかりじゃないですか。ってなことを思ってたから、ちゃんとGレコが制作されてることに安心し、公開が楽しみになりました。
あ、あと、30年越しでようやく映像化される「閃光のハサウェイ」も楽しみです。富野原作が富野抜きアニメになるとどうなるかってことも含めて。