上伊由毘男のブログ

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ひとりが好きなわけじゃないのよ

2月20日に放送されたNHKEテレ「ハートネットTV」が孤独について取り上げてました。


HEART-NET TIMES - ハートネットTV - 2018年02月20日の放送 - NHK福祉ポータル ハートネット :
http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/program/index.html?id=201802202000

イギリスで「孤独担当相」なる大臣が、世界で初めて誕生しました。イギリス国内では現在、高齢者や障害者、子育て中の親や介護者など、900万人もの人が孤立を感じるといいます。さらに「孤独」は身体的・精神的に健康に悪影響を与え、経済的に約4.9兆円の損失になるという試算も。実は「孤独」への危機感は、今世界中に広がっています。アメリカでは、元公衆衛生局長官が「孤独は深刻な伝染病だ」とする論文を発表。そして、先進国で人々の「孤独」が最も深刻だといわれるのが、実は日本です。2040年には一人暮らしの割合が全世帯の4割に達するほか、今後は高齢者・介護者の増加によって「孤独」が一層蔓延すると心配されています。


孤独を感じているか感じていないかで言えば、私も感じてます。
家族もなく。恋人もなく。同じ境遇な知人もいない。フリーなんで仕事仲間もいません。
家でもひとり。仕事もひとり。食事もひとり。どこへ行くにもひとり。昔からそうだったんで今さらって部分もあるんですが、つらいかつらくないからで言えばつらく悲しく感じることもあります。


だいたいそもそもこういう人間だからひとりなんじゃないかとは思いますが、こんな私でもかまってくれる友人らがいてくれて感謝しています。主にネットでのやりとりですが、そういう人たちがいなかったらとっくに自殺してたでしょう。
もっとも、みんな住所も仕事も趣味もバラバラなんで会って話せることも少なく、仕事もネットでのやりとりで済んでしまうので、誰とも口をきかずに一日終わることも珍しくありません。
そのような日はやはりさびしいし、それは全く自分が人間としてできそこないなんだからと思うと、消えたくなる夜もあります。


本当、ネットがなかったら、誰ともつながりを感じられない日が延々と続いてたら、狂い死んでたと思います。
そして最近ではヒトカラとか一人焼肉とかも市民権(?)を得ているようなので、ひとりだからと言って欠陥人間だと色眼鏡で見られるようなことも少なくなってきてるようにも思え、それは私のような人間にとっては救いです。


まあ、そう言ってられるのは今のうちだけかもしれませんが。


私もいずれ介護するか、されるか、という問題にぶち当たる日が来るのでしょう。実家からは事実上追い出されたような家族関係で今も断絶状態なので、今さら介護頼まれても素直には応じかねるところがあります(それですむのかどうかもわかりませんが)。
あるいは自分が介護が必要になったときに誰がしてくれるのか?誰もいない。正直、介護が必要になる状態がまだリアルに想像できない。孤独死されるとアパートの大家さんが困るってんならもうどっかでさっさと死にたい、とかは考えます。


何か社会全体で対応が必要だとするならば、好きで孤独になりたい人は(家族などのしがらみから逃れて)孤独になれて、ふれあいが欲しい人には何かしらの手を差し伸べられるような制度がいいとは思います。
そのために何をどうすりゃいいのかってのはまるで思いつかないのですけど。