上伊由毘男のブログ

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スマホの次はナニが来る?“持たないモバイル”とは

スマホも普及しだしてからもう十年くらい経つんですよね。
iモードのサービス開始が1999年、iPhoneが日本で発売されたのが2008年、その後数年であっという間に普及したから、iモード十年くらいしかもたなかったってことになります。
スマホがあまりに便利なんでスマホの世がこのまま続くようにも思えますが、そろそろスマホの“次”みたいなのが出てきて取って代わるのも、まあありうる話なのかなと。


こないだ“持たないモバイル”って考え方を知りました。


【山田祥平のRe:config.sys】これから起こるPCのトランスフォーメーション - PC Watch : https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/config/1102923.html


スマホの次はウェアラブル(身につける)ってのはよく耳にしました。しかし天下のGoogleでもスマートグラス(眼鏡型)はちょっとパッとしませんでした。
そしてAppleウェアラブル大本命のスマートウォッチ・Apple Watchを出してきました。使ってる人の評判はだいたい良いようですが、今のところはiPhoneの周辺機器のようで、スマホに取って代わるというものでもないみたいです。
しかし最新型のApple Watchは単体での通信や通話が可能になりました。Bluetoothヘッドホンを使えば音楽だって聴けます。まだローカルで音声ファイルを持ってるわけではないようですが、iPhone無しでの単体利用が前提になるようであれば、ローカルの音楽を聞けるようになるかもしれません。
それに加えて最近は対話型音声インターフェイスの発達が急速です。Siriはもとより、Google HomeAmazon Echoといったデバイスも登場しました。AppleでもGoogleでもどこでもいいですけど、単体でスマホ並みの機能を持ったスマートウォッチと超発達した対話型音声インターフェイスが組み合わされば、スマホに取って代わる存在になるかもしれません。


弱点とも言える画面の小ささとそれにともなう指での操作しにくさですが、これについては解決策があります。
文章のちょっとした訂正などをしたい時は、画面の下にテンキーやカーソルキーを用意して画面をスライドして使えるようにすればいいんです。
こんな↓具合に。
https://www.google.com/search?q=Cherry+Mobile+WATCH+PHONE+G1&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwjqyajKsYnZAhVLXLwKHfwPAQ8Q_AUICigB&biw=1296&bih=780
メールなどをする時は、最初に音声でだいたい入力して、もし間違いがあれば画面をシュッと上にスライドさせてテンキーなどで修正すればいいんです。
そして画面の小ささですが、これは網膜投影ディスプレイを装備することでクリアになります。竜頭か何かでで切り替えて画面をのぞき込むと目の前に大型画面がバーン!って出てくる感じです。地図でも写真でもウェブサイトでも見放題ですね。現在はヘッドマウントディスプレイで使われてる技術ですが、いずれスマートウォッチの画面をパッと見るだけで眼前に大画面が広がるようになるかもしれません。
そんなアホなと思われるかもしれませんが、最初にiPhoneが出てきた時、それまでのスタイラスでコントロールしてたPDAなどとは比べ物にならないスムーズさと美しさに感動したじゃないですか。指に吸い付くようなタッチ操作はあの当時まさしく異次元でした。そういうことがこれから起こらない、とは誰も言えないはずです。俺たちのAppleならやってくれる(ぉ


“持たないモバイル”は、スタンドアロンスマートウォッチと対話型音声インターフェイスで完成します。いちいちポケットにスマホを出し入れしたり、バッグの中をごそごそする行為は過去のものとなるのです。


で、ここまで書いててなんなんですが、冒頭の記事が言うところの“持たないモバイル”って、たぶんこういう意味じゃないような気はします。ははは。