上伊由毘男のブログ

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それでも生きていかざるを得ない

毎晩、布団に入って電気を消すと、窓の外の光源に薄っすらと照らされる天井を見ながら、今日も死ねなかったと思う。生きていてもしょうがない人間なので。まあこんなことばっか言ってるから死ぬ死ぬ詐欺とか言われるんでしょうね。黙ってさっさと死ね的な。


水は方円の器に従う、と言います。少なくとも、何のツテもなく東京へ出てきて十数年、私の回りは良い人ばっかりだったし、仕事もまあ、自分の年齢を考えれば、賃金が安いこと以外はわりとマシだったとは思う。病気して全部狂っちゃったけど。水になれなかった。


俺が死ぬとて、泣いてくれる女も、嘆く家族もいない。俺にしかできないことも、まあ、無い。代わりはいくらでもいる。いや今の俺は普通の人が普通に行ってる生活も満足にできない状態だ。不惑も過ぎたと言うのに。くやしい。


自分のために生きるという気持ちを失ってしまった。生きて、生きて、あれもしたいこれもしたいもっとしたいもっともっとしたい、という願望が無いでは無いが、それは子供が宇宙飛行士になりたいというレベルでの気持ちでしかない。今自分が置かれた環境をしみじみ見れば、八方ふさがりだ。


藤子不二雄の「21エモン」に、0次元っていう施設が出てくる。文明が発達し寿命が長くなりすぎたため、生きるのに飽きた人が入って、0次元、なんにも無くなってしまう施設。そういうのがあるといいんですけどね。まあ仮にあったとしても、悪い人たちに悪用されて生きたい人が合法的に殺されるとかそういう事件がすぐ想像できますけど。
状況が好転する兆しも、明るい希望も無い。砂漠の中で一粒の砂金を探すことにつかれた。


それでも生きていかざるを得ない、のか。