上伊由毘男のブログ

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レイハントンコード ガンダム Gのレコンギスタ第13話「月から来た者」 #gレコ




前回分はこちら


今回に限ったことじゃないんですけど、Gレコを含む富野作品全般においては、セリフが生きてるなって感じます。お前何目線だよって感じですが。
フィクション、作り物、マンガ、なのに、まるで(声優ではなく)キャラクターの肉声が伝わってくるように、感じられるのです。


【注】ファーストインプレッションを大事にしたくてあんまり予習していません。そのためウェブや雑誌で公開されている情報を知らないで書いてる場合があります。



先週のおさらいから。
クリム・ニック「ザンクトポルトに艦隊を寄せたということは、アメリアにはここを管理する能力があるということでしょ!」
グシオン総監「いかがでしょう。ここは事態が進むままにということで、ご容赦いただきたい」
ウィルミット長官「そうはいきません。法皇様が、聖霊祭でもないのにここまで上がられたのは異例中の異例なのですよ」
アイーダ「お父様は、宇宙からの脅威を無いものにするためにいらっしゃったのではないのですか!」
グシオン総監「アイーダ!」
ウィルミット長官「ベル?!」
クンパ大佐「(この二人……)」
クリム・ニック「その前に、フォトンバッテリーの供給システムを支配しておかなければ、脅威に対応できないでしょ!」
ウィルミット長官「キャピタル・タワーの管理運営は、スコード教から与えられた私の使命なのです」
ベルリ「母さん!」
法皇「お若いのは、聖域のトワサンガの力を……」
クリム・ニック「トワサンガの連中などは、宇宙世紀の生き残りがエルメス財団をでっちあげて……!」
ここで“月から来た者”が侵攻してきたところで先週は終わりでした。


白旗が出てきましたね。白旗と言えばVガンダムの“あのシーン”でしょうが、私は、イデオンで戦う気がないという意味で白旗上げたら相手の文化では意味が違っててエラいことになった(イデオン詳しくないのでうろ覚え)というのを連想しました。今回もトワサンガでは白旗の意味が違ってたらどうしようワクワクとか思ったんですが、普通に意味通じてました。無視して戦いおっぱじめてましたけど。
Gセルフの謎シールドとか、バッテリーの格納場所とか、ちょっとずつわかるの面白い。


戦いといえば、天才さんことクリム・ニックのバカ息子っぷりが際立ってました。
「さすが大統領のバカ息子か」
こういうセリフ大好きです。
それにしても、地上にいた頃クリム・ニックのイメージは愛すべきバカって感じでしたが、宇宙に出てからはまわりにおだてられ浮かれてるタダのバカって感じ。


ウィルミット長官「ここでの戦争はタブー中のタブーです」
グシオン総監「我軍の艦がやられ、その爆発で、このザンクトポルトも傷ついたかもしれないのです」
ウィルミット長官「だからと言って戦争はタブーです」「私はクラウンの運行長官です」
・・・
クンパ大佐「グシオン総監もウィルミット長官もご心配はいりません。月からの艦隊は絶対に爆撃はいたしません」
ウィルミット長官「軍艦をやっつけるようなものになんでそんなことが言えるのです」
ベルリの母ちゃんただのタブー厨かと思いきや、一番現実的だったりするような。


トワサンガの人は相手を「連中は宇宙に出てきたばかりのひよっ子だ」と言い、クリム・ニックは相手を「戦争慣れしていない連中」と言い舐めてかかる。一方ノウトゥ・ドレット将軍は自軍の拙さに「カシーバミコシを近々ここに来させようという時にこれかい。本物の軍人を育てるのにはあと百年かかるか」とあきれる。


マニィはマスクがルインだと知りながら、それをノレドにもベルリにも伝えない。
マスク「運試しはやるべき時にやるのだ」
バララ「タフになりましたね」
バララの立ち位置も気になります。


エレベータで主要キャラ鉢合わせとか、我々の普通の生活でもありそうな。商談でもめた相手とうっかりとか。


そして、ノウトゥ・ドレット将軍が法皇に謁見。
ドレッド側近男「いましがたも地球人は、宇宙世紀の時代の科学技術をおもちゃのように使ったではないか」「タブーがあったからこそ、地球がここまで復活したということが、なぜわからないのです」
グシオン総監「そういうそちらは、地球を侵略するための艦隊の建造を進めていました」
ドレッド側近女「地球人はこの十年、大陸間戦争まで行うようになった。となれば、武力は必要になると、ノウトゥ・ドレット将軍は考えたのです」
クリム・ニック「わかってしまったな!貴官たちはアメリアが敵対しているゴンドワンにそそのかされて、地球に攻めこむのだ。そして、地球に移民をするレコンギスタを実行する、それが本心だなぁ!」
・・・
金髪「トワサンガが地球にフォトンバッテリーを送り続けてきたから!」
アイーダ「(トワサンガ……!)」
金髪「貴様たちは地球上で、もやしのような歴史を作れたのだぞ!」
マスク「我々の歴史はもやしですか」
ノウトゥ・ドレット「まあ。地球再建のためにはトワサンガの熱意も必要。艦隊の港も必要。グシオン総監にはその趣旨をアメリアの大統領と国民にお伝えいただきたい。クラウンの運行については、これまで通りと願いますぞ、長官」
ウィルミット長官「あ、はい……」
ドレッド側近男「もうひとつ。アメリアの宇宙艦隊を建造できたということは、トワサンガからの協力者がいたと見ていいのです。レイハントン家の生き残りだけでなく、多くの密航者がいたはずです」
戦争というのはこうやってはじまってこじれていくんだなあなんて感じました。


エルメス財団、レイハントン家、カシーバミコシ、バラの設計図、どうつながるんでしょうか。ワクワクします。
ラライアも徐々にキーワードに反応しているし、展開が大きくなりそうで楽しみですね。
ノウトゥ・ドレットって名前はやっぱドレッドノートからとったんでしょうか。