上伊由毘男のブログ

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人はどこまで過去に縛られなければならないのか

日本テレビにアナウンサーとして入社が内定していた女子大生が、過去ホステスのアルバイトをしていたことを理由に内定を取り消されたのは不当として、内定取り消しの無効確認を求める裁判を起こしたことが議論を呼んでいます。


「『傷が付いたアナウンサーを使える番組はない』と内定取り消され…」 ホステスアルバイトの大学生VS日テレ訴訟 第1回口頭弁論(1/2ページ) - 産経ニュース

訴状によると笹崎さんは、昨年9月、日テレ主催の「アナウンスフォーラム」に複数回参加。その中で、平成27年度のアナウンサー内定を文書で通知された。今年に入り笹崎さんが銀座のクラブでの短期アルバイト経験を日テレに伝えると、「傷が付いたアナウンサーを使える番組はない」などと、5月に内定を取り消されたという。
取消通知で、日テレ側は、内定に際し交わした誓約書で取消事由としている「申告の虚偽」にあたるとしたほか「アナウンサーには高度の清廉性が求められている」としているという。笹崎さん側は「清廉さに欠けるというのは偏見。全てのアルバイト歴を申告することを求めていなかった」と反論している。


「高度の清廉性」とかまずお前のところの番組見てから言えって感じですが。
ってか、傷が付いたアナウンサー、って処女厨かよアイドルに裏切られたオタクかよ声豚かよ処女膜から声だしてニュース読まなきゃいけないのかよ。


一方的な内定取り消しは論外ですが、仮に過去の経歴を理由に採用に至らなかったとして、それってどうなんでしょうね。


女子大生「内定取り消し訴訟」 バイト経験はすべて会社に申告しないとダメなのか?|弁護士ドットコムニュース

「一般に採用において、嘘を答えることは許されません。しかし、過去の経歴等のすべてを漏らさず申告する義務はありません」


過去の経歴によっては就けない仕事というのは確かにあります。前科があったりすると警備員になれないとか。しかしそれも過去3年とか5年とか、限定的です。


仕事をするのはこれからなのに、過去のことを重箱の隅までほじくり返して、お前は過去にこんなことをやってたからアレな人間に決まっているから採用しない!ってのは、なんか引っかかるんですよねえ。履歴書に関する俗説で、3回以上転職してるとダメとか、無職期間があるとダメとか、いろいろありますけど、紙切れ一枚とわずかな面接で人となりを見極めるなんてどだい無理があるんですから。持ってる資格とか、過去の経験とかをプラスに評価するならいいんですけど。


そりゃもちろんオギャアと産まれてからずっと“清廉”に生きられればそれに越したことはないですし、そういう真面目に生きてる人が評価される社会であってほしいとは思いますよ。
でも人間誰しも過ちをおかすし、失敗もする。若い人ならなおさらです。それをあげつらって可能性を潰すような世の中は、嫌ですね。


ましてテレビ局は公共の電波を使って事業を行っています。民間企業といえど、何から何まで社風とかで済ますのは許されません。それが、職業への偏見丸出して内定取り消しとか、あらゆる意味でダメでしょ。
現在係争中なので、裁判所の公正な判断を期待します。


こういうことをかくと必ず「じゃあお前の娘が夜の店で働いててもいいのかよ」とか言ってくるのがいますが、18歳20歳になったらもはや独立した人格もあるし自分の人生を歩み始めているんだから、親がどうこう言ってもしょうがないんじゃないでしょうか。子供が親の思い通りに生きなければ気が済まないというのはエゴだよ、それは。
まあ娘いませんしそれ以前に結婚もしたことないですが。恋人募集中です。