近所の松屋がこないだまで日中時給1,000円で募集してたのが最近見たら900円になってました。あーアベノミクス終わったなとか思ったり。アベノミクス終わったって言いたいだけですいません。
アルバイト等の時給が過去最高になったと報道されています。
先月の時給の平均は去年の同じ月より8円高い961円で、調査を始めた平成18年以降で、最も高くなったということです。
時給が上がるのはめでたいんですけどね。
961円というと、ざっくり計算(8h×22日)するとおよそ17万。年換算で約200万。上がってこれですからね。こっから源泉だとなんだの引かれるので手取りは200万を大きく下回るでしょう。さらに自分の経験で言うと、募集で上がったからって今働いてる人の時給が上がるわけじゃないですし。
2014年11月現在、最低賃金が最も高いであろう東京都は、888円です。これを年換算すると約185万。月あたりおよそ15万です。そっから源泉とか引かれるわけなので手取りはさらに少ないです。月15万以下で家賃払ったりあれこれ払うと可処分所得はそうとう少なくなります。一人で生活するのもカツカツだろうに、やれクルマ買え家電買えあれこれ消費しろ結婚しろ子供産めってもそりゃ無理でしょ。これで「健康で文化的な最低限度の生活」ができるのかどうか。
東京でこれですから地方はお察しってかんじで。
前々から気になってたんですが、最低賃金が都道府県で違うのって、法の下の平等の観点からしてどうなんでしょ。少なくとも、今のままではそりゃ人口は都市部に集中するだろうし、地方創生とやらで人を地方に戻したいなら、まず最低賃金を揃える(高い方に合わせる)ところからはじめてはどうでしょうか。