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上伊由毘男のブログ

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自分だけは大丈夫だと思ってる愚

おちゃらけブログにマジレス乙。世の中マジしかねえんだよ。


今を守ることの愚 - Chikirinの日記
郵政民営化及び再国有化の是非についてここでは問わない。
問題は以下の点。

公的部門が、民間企業を苦境に陥れてでも自分だけは助かりたいと画策するその醜さももちろん問題ではありますが、最も残念な点は、「未来のない郵便事業を存続させるには、他事業から補助金をもらうしかない」と彼らが考えた点にあります。この発想は、「自分が生きていくためには、生活保護をもらうしかない」とか「わが社が存続するには、政府から補助金をもらうしかない」という発想と同じです。

憲法25条を否定する気らしいな。
こういう「生活保護は甘え」的な言説が、生活保護者を苦しめ時には自殺に追いやったり、生活保護を受けることを思いとどまらせ結果本来保護されるべき窮状にある人が死に追いつめられたりしてるというのに
放漫経営のあげく公的資金をもらっていけしゃあしゃあと生き延びている企業と一緒にすんな。


そもそも、なんでこうも失業を怖がるか、チャレンジを忌避して現状にすがりつくかといえば、敗者復活の再チャレンジが認められない社会、貧弱セーフティネットのせいなのだ。

自分が今やっている事業が将来性がないと感じた時に、民間で商売をやっている人なら「何か別の事業で将来性のある事業を見つけよう」となるのが普通です。

普通というか理想だろ。
現状は、民間企業でも金融とか自動車産業とか建設業とか医薬品とかコンテンツ産業著作権関係)とか全部お上だのみではないか。なんでそうなってるかといえば、しくじったときにもう2度とはいあがれないのがわかってるから、現在のビジネスモデルにしがみつくのだ。自分さえ良ければいい、あと今後の若い人のことなど知るかってね。


民間企業が思う存分チャレンジ出来るように、しくじってものたれ死ななくてすむセーフティネットを拡充しよう、というならわかる。


だが、市場原理自由競争を万能だ思い込み「敗者は勝手に死ね」というのは現時点での勝者によるノーテンキな妄想であり、実際には競争の挙句勝者の寡占独占が起こり、フェアな競争は失われ社会の活力が削がれてしまう。現に今の放送、通信、新聞、出版、音楽業界は、ガチガチの規制により競争が起こらず衰退し始めている。


市場原理による自由競争は、ワンサイドゲームにならないフェアなルールがあってはじめて機能する。「未来は“攻めてこそ”明るくなる」というならば、失敗してもまた再チャレンジできる仕組みこそが必要なのだ。